上條医院ブログ

2012.09.28更新

 心臓から送り出された血液が、血管を通る時に
血管壁が押される力を血圧と言います。
心臓はポンプのように、毎分60-70回ほど血液を
血管に押し出しています。
心臓が血液を押し出した瞬間、血管に一番強くかかる圧力を
収縮期血圧(上の血圧)、押し出した後に心臓がひろがる時に
一番低くなる圧力を、拡張期血圧(下の血圧)と言います。
どちらかが高い場合、高血圧と言います。
つまり高血圧とは血管に強い圧力がかかりすぎている状態で
動脈硬化が進行しやすくなります。
初めのうちは自覚症状はありません。
逆に血圧が低くてもほとんどの人は自覚症状がありません。
中にはめまい、不眠、動機、手足の冷え、肩こりなどの症状を
訴える人もいます。
高血圧が持続すると、動脈硬化が進み、
腎臓や脳に影響を及ぼし狭心症や心筋梗塞、
脳卒中の原因になります。

※動脈硬化とは血管が硬くなり、血管に脂質が蓄積し
 血管がもろくなることです。

投稿者: 上條医院

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